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恩師便り (先生!お久しぶりです)

笈川 信昭先生

笈川 信昭先生

算数的思考で豊かな人生を

 教師には何が一番大切なのか、今でもよく考えます。高い知能、教える技術、いろいろありますが一番大事なのは人間性ですね。子どもを引っ張っていける力があるかどうかは、優秀かどうかではない。人間性なんです。子どもは小さければ小さいほど、相手の人間性を見抜きます。私の前へ前へというデタラメなキャラクターに、ある意味子どもたちを引っ張る力があったのかもしれません。
 自動米とぎ器を作ったり、何もしなくても魚が釣れる方法を考えたり、ある意味探究心旺盛、研究熱心な性格です。なかでも算数は仕事ではありましたが、研究対象として非常におもしろい。算数の解き方を研究し、算数の教え方を研究し、それらを追求することができた悔いのない教師生活でした。
 退職後は釣りや家庭菜園、そば打ちと、さまざまな趣味に没頭しつつ、孫や親戚の子を中心に、幼稚園から小学校、小学校から中学校へつながる算数指導を行うようになりました。すべてこれまでの教師人生が土台となっています。そして孫が中学生にあがったことをきっかけに、今度は数学の研究に取り組みました。数学は算数の延長線上にあるようで、その解き方はまったく違います。簡単に言えば方程式を使って法則で解くのが数学です。これはこれでおもしろいのですが、ものを考える力を養うには算数がすぐれている。私の教え子たちは算数的思考で、豊かな人生を送っていることでしょう。
 私の長い教師生活の経験から、学校の成績や会社の仕事をリラックスして伸ばす方法をアドバイスするとしたら、「捨てて這い上がる」こと。今の実力が60点だとしたら、足りない40点分を埋めるためではなく、すでにできている60点の内容・精度を高めるために時間を使うという意味です。最初から100点を目指すのではなく、できることからしっかりと足固めをして、少しずつ新しいことをつまみ食いしていくと、自然と成績がアップしていきます。特に「見直し」は、時間が経ってしまうと脳が拒否してしまうので、すぐに見直すことがおすすめです。

笈川 信昭先生
Profile
昭和45年文教大学付属小学校(溝の口小学校)に就任。溝の口小学校の閉校に伴い、昭和60年から石川台小学校に就任。小学校教頭と園長を兼任後園長専任。平成22年退職。
こちらより広報誌「あやなり」第7号(2020年8月発行)をダウンロードして取材記事をご覧ください。

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